ナットウキナーゼの単位
FU(Fibrin decomposition Unit)とは
「フィブリン分解ユニット」のことです。
フィブリンとは、血液の凝固に関わる繊維状たんぱく質です。
FUとは、酵素の活性度(働く力)を表します。
直訳すれば「繊維素分解単位」です。
2003年1月15日、(財)日本健康・栄養食品協会(JHFA)は「ナットウ菌培養エキス食品」の規格基準を公示。
ナットウキナーゼの1日の目安摂取量として
「ナットウ菌エキス含有食品」には、
1,000FU以上2,000FU未満
「同加工食品」には。2,000FU以上
それぞれ含有することとしました。
現在、FUは、ナットウキナーゼ活性表示単位として、米国・台湾・韓国・EUなど多くの国で理解・使用されています。
近年注目を浴びている腸内フローラは、小腸や大腸に生息する腸内細菌の集団です。納豆は、「善玉菌」である乳酸菌を含有しており、腸内環境を整えます。
そのほかにも、納豆に含まれる不要性食物繊維は、腸壁を刺激して蠕動運動を促すと言われています。
ナットウキナーゼは、1984年に新しく発見された酵素です。そのため、固有の活性測定法が確立されていませんでした。もちろん単位も確立されておらず、一般的なたんぱく質分解酵素の活性を示すカゼイン分解力(CUまたはUnit)やプラスミン用合成基質を使用し、IU(国際単位)で表していました。
しかし、ナットウキナーゼはフィブリン(血液の凝固に関わるたんぱく質)に働きかける酵素なので、既存の測定法ではその作用を正しく測定できませんでした。